緊張で体が震えてしまうのは抑えるには?

人前でスピーチをする時に膝が震える、食事や文字を書くときに他人の視線を感じると緊張して体が震えてしまうといったことは珍しいことではありません。比較的多くの人が緊張した時に体が震えることがありますが、一時的でそれほど激しい症状でなければ特に心配はいらず、そのまま放置しておいても問題はないでしょう。
しかし明らかに激しく体が震えてしまっているときや、他人から奇異の目で見られることで更に緊張の度合いが増してしまい仕事にならないといった日常生活に支障をきたしてしまうような場合には症状を抑えるための対策を考えていく必要があります。
まず緊張して震えてしまったときに出来る対処法としておすすめなのは体の力を抜くことです。手や膝が震えてしまったとき、咄嗟に体に力を入れて抑えることをしてしまいがちですがそれは逆効果なので絶対にやめましょう。体に力を入れてしまうと興奮状態となり余計に症状が激しくなってしまう恐れがあるからです。また焦りも加わって更に緊張感が増してしまうことも考えられるため、無理に力を入れて抑えるのではなく脱力してリラックスするように意識を持っていくのがおすすめです。何もしないで脱力出来れば良いですが、慣れていない人はなかなかリラックス状態に体を持ち直すことが難しいため、手首を振ったり首をぐるぐる大きく回してストレッチをしながら、緊張して強張る筋肉をほぐしてあげるのがおすすめです。そうすると全身の血行も良くなり、気分も程よくほぐれるため緊張感を緩和できるでしょう。人前でなかなかストレッチが出来ない状態であれば一旦動作をストップして息をふーっと吐き出してみましょう。膨れ上がってしまった緊張感を息と一緒に追い出すイメージでするとさらに効果的です。人間は緊張すると呼吸が浅くなってしまいがちなので、深呼吸を繰り返すのもおすすめです。実際に緊張していることを声に出してみるのも良いでしょう。他人にドキドキしている自分を悟られまいとすると余計ドキドキしてしまうのが人間なので、前もって打ち明けてしまえば心が軽くなります。
また、いくつか緊張を抑えるツボも存在するため、いざというときのために場所を覚えておくのもおすすめです。手首の付け根部分や手の親指と人差し指の間にある凹み部分など、分かりやすい部分にリラックス効果のツボがあるため指でぐりぐりと圧迫してみると気持ちが落ち着きます。
いつも同じような場面で緊張してしまう人は、その原因を解決しておくのもおすすめです。例えば人前で話すのが苦手だと感じてしまう人は、誰に見られても恥ずかしくないように自分の外見に磨きをかけておいたり、話し方が魅力的になるようにトレーニングに励むと良いでしょう。特に声が震えてしまう人は正しい発声方法を身に着けておくのがおすすめです。腹式呼吸でお腹の底から声を出し、活舌のトレーニングに励めば聞き取りやすい良い声でスピーチやプレゼンをすることが出来るため、自信をもって人前に立つことが出来ます。
人前で食事をしたり文字を書いたりすることが苦手であれば、食事の作法を身に着けて美しく食べられるよう努力を重ねたり、スクールや教本を使って美文字トレーニングに励めば良いでしょう。自分が頑張った分メンタルを強くすることが出来るため、他人の視線ごときで負けない強さが得られるでしょう。
しかし自分でできる努力を重ねても症状が改善されないこともあります。そんな時は専門家の力を頼ってみるのも良いでしょう。
医師やカウンセラーなどに診てもらい、どうして体に震えが起こるのか原因を探っていきます。時には隠れた病気が潜んでいることも考えられるため、検査を受けなければいけない時は積極的に受けてみるのがおすすめです。そしてその後心理療法や薬物療法などを利用して少しずつ自分に合った方法で気になる震えを抑えるようにしていきます。
用いる薬の種類は症状や持病によって異なりますが、緊張しやすい場面でもドキドキしすぎないように脳内物質の働きを左右する薬を用いるのが一般的です。認可されている薬であるとはいえ、副作用が起こるケースも多いため、いくら緊張するからといっても正しい用法や容量を守りながらの服薬になります。
薬を飲むことで精神的にも緊張感を抑えることが出来るため、プレゼンやスピーチなどの場面前には必ず服用しておくと良いでしょう。体に起こる震えを抑える努力を重ねていけば徐々に症状を改善していくことが出来ます。
日ごろから心身のストレスをため込まないよう上手に息抜きをし、カフェインの採り過ぎも体を興奮状態にしやすくなるので要注意です。規則正しい生活でストレスをため込み過ぎないようにしていれば多少緊張する場面でもスマートに過ごすことが出来るようになります。緊張しやすい人は早めに受診をして震えを抑えるように心がけておくと安心した日々が過ごせられるでしょう。